シンクや、洗面台、お風呂などのカルキ汚れ気になりますよね。
白くなって、こすってもなかなか取れないんです。
日に日にしつこくなり、ほっておくと大変なことになってしまうますよね。
こんなカルキ汚れをキレイにする方法があるんです。
あるものを使い、浮かせて落とすとピカピカになりますよ。
手軽にカルキ汚れを落とせる方法をご紹介しますね。
カルキ掃除の前に、カルキの付く理由を知ろう
なぜ、シンクや洗面台、お風呂にカルキ汚れが付いてしまうのでしょうか?
カルキは水道に含まれている残留塩素が原因なのでしょうかね?
水道の浄水施設で水の処理を行う際、殺菌のため塩素が使われています。
家庭や会社などの蛇口から水が出るまで、塩素が残っていないとお水が痛む可能性があるので、0.1㎎/ℓ以上の残留塩素が含まれていなくてはならないことが法律で定められていることはご存じの方も多いと思います。
1㎎/ℓ以下は含まれても問題ないとされており、雑菌の繁殖が見られた際や、季節的に雑菌の繁殖が心配される時などは塩素の使用量が調整されているようです。
また、浄水場に近い蛇口の残留塩素の値は、遠いところに比べ高いことが確認されています。
残留塩素と言いましたが、塩素は殺菌作用があるように毒性も強いので、毒性を弱めるために、水酸化カルシウム(消石灰)を混ぜ合わせる工程もとられており、次亜塩素酸カルシウムを生成しているのです。
カルキの正体は、次亜塩素酸カルシウムのことで、カルキは塩素そのものではないですが、原料に使われているのですね。
水は蒸発して消えますが、カルシウムをはじめとしたミネラル分は放置しても分解しにくいので白く残るのです。
カルキは『水垢』とも言われますね。
水垢はカビとは違うので、人体にはあまり影響はありませんが、汚れが付いていることで、その周りにカビの繁殖しやすい環境を作ることとなるので、キレイに掃除することがおすすめです。
もちろん見た目の問題もありますが、なかなか落ちないカルキのおすすめの落とし方をご紹介しますね。
カルキの掃除方法は?
大きく分けて掃除の仕方は2つあります。
①硬いもので削り取る
カルキの汚れは、研磨剤の入った洗剤や、硬めのスポンジでこすることにより削り取られますよ。
水垢はカビののように根を張っていないので、こするといポロポロと取れることがあります。
傷が付くことがあるので、使う場所や、材質を確認しましょうね。
②クエン酸を使う
水垢はアルカリ性を示しています。
反対の酸性のクエン酸で中和させることで、水垢は浮いてくるのですよ。
汚れを浮かせ、その後こするとより手軽にキレイにすることが出来ます。
①の削り取る実践編
クレンザーなどの研磨剤の入っている洗剤で、泡が立たないようにクルクル円を描くように磨いていきます。
最後に水でキレイに洗い流したら、ピカピカにキレイになりますよ。
クレンザーで落ちるくらいなら、まだまだ汚れも初期の段階でしょうかね。
水垢がひどくなると、ちょっとこすったくらいでは残念ながら取れません。
そのような場合は、クエン酸を活用しましょう。
②クエン酸の使い方
クエン酸はドラッグストアや100均など多くのところで購入できる、粉タイプですよ。
水200㏄にクエン酸小さじ1を目安に溶いてください。
こちらも100均などで購入できる、スプレーボトルに入れると使いやすくなりますよ。
汚れている場所にキッチンペーパーやティッシュを広げ、スプレーをかけていきます。
そのまま1~2時間放置すると、水垢は浮いてきますよ。
この時点で完全に落ちてはいないでしょうから、スポンジでこすってみてください。
汚れがひどい場合対策方法
◎クエン酸の濃度をあげる
水200㏄にクエン酸小さじ2を入れると先ほどの倍の濃度になるので、溶かして同じようにスプレーでかけて、様子を見てください。
あまり濃度を濃くし過ぎると、ベタベタして使いにくくなりますよ。
◎ラップでパック
クエン酸をまいて時間が経つと、キッチンペーパーやティッシュが乾燥してくるので、スプレー後にラップをかけておくと効果的ですよ。
ラップをかけておけば、一晩でもおいておくことが出来ます。
ラップパックで一晩おいておくと効果はかなりあるはずですよ。
一晩おいてこすっても落ちなければ、何度か同じ作業を繰り返し、根気よく退治することですね。
◎クエン酸 + 重曹でダブル効果
クエン酸は酸性で水垢を浮かせてくれます。
重曹はクレンザーの役割をしてくれますよ。
重曹も掃除の大きな味方で、こちらもドラッグストアや100均などで購入できる身近なものです。
粉タイプなので、濡らしたスポンジに付けてクルクルとこすることで、よりキレイに掃除出来ますよ。
≪注意点≫
・クエン酸と重曹は混ぜると、クエン酸は酸性で、重曹は弱アルカリ性なので、中和してしまいそれそれの良さを発揮できなくなるので、クエン酸を使ったら一度水洗いした後に重曹を使うことをおすすめします。
・重曹は研磨剤替わりなので、傷つきやすいものには使わないでくださいね。
・重曹はアルミや銅製品は変色が見られるので、使用禁止です。
・肌の弱い方は特にクエン酸も重曹も肌につかないよう、手袋を使い気を付けましょうね。
クエン酸も重曹も環境に優しいお手入れアイテムなので、一度使い方をマスターすれば様々な場面に活用できますよ。
クエン酸で水垢退治なら、シンク、洗面台やお風呂以外にも、ポットや電気ケトル、除湿器、鏡など水を使う場面で活躍します。
最後に、水垢を付けないひと手間
掃除を簡単に終わらせるには、日々の生活の中でのちょっとしたひと手間が大切なのですよね。
いたって簡単です!
水気を残さないことですね。
キッチンでも洗面台でもお風呂でも使った後、水気をふき取るとカルシウムやミネラル分が残ることなく、白くなりませんよ。
そして、白いものが気になり始めたら、早め早めに退治することがおすすめです。
浮かせて、磨いてピカピカにしたら、達成感がありとても気持ちいですよ。
ぜひ、気になる方は試してみてくださいね。