水回りの掃除、ついつい後回しにしていると、
気づいたころには頑固なカルキ汚れ(水垢)が付いて、
こすっても落ちないということがありますよね。
ステンレスが白くなったり、
鏡にウロコのような模様が付いて見えなくなったり、
ポットをのぞき込んだら白い輪っかが出来たりと、
経験がありませんか?
日々の積み重ねで、頑固になる水垢を作らないために、
生活の中で出来る手軽な水垢対策をご紹介しますね。
日々のひと手間で、カルキ汚れの掃除が楽になる!
カルキ汚れとは、どうして付いてしまうのでしょうか?
カルキとは水道水に含まれる、ミネラル分(カルシウム・ナトリウム・マグネシウム・カリウム)で、水分は蒸発しますが、ミネラル分は白い物質として残ってしまうのです。
日々の積み重ねで、白い物質は固くこびりつき、こすっても落ちなくなってしまうのですよ。
そうならないためには!
日々のお手入れが大切になりますね。
一番簡単なことは、水気を残さないことです。
分かっていてもなかなか出来ないのが、水切りですよね。
キッチンは食事を作るとき、お茶を淹れるとき、食器を洗う時など水を必ず使います。
洗面台も、手洗いや歯ブラシ、うがいなど様々なことに使いますよね。
お風呂場は面積が広くて、毎回水切りをするのは正直大変ではありますが、水切りをしておくとかなりの効果がありますよ。
毎回ではなくても、キッチンなら食事後、食器を洗った後に拭き上げることをおすすめします。
洗面台も、出かける前や、就寝前に最後に使った人が簡単でいいので、特に蛇口周りだけでも拭くと、汚れが付きにくくなりますよ。
お風呂も最後に入った方は、水切りをすりことでキレイさが保たれます。
水を切ることで、水垢防止だけでなく、カビの発生も防げますよ。
キッチンで出来るちょっとしたカルキ汚れ対策
【レモンやオレンジの柑橘類を使った後】
皮が残りますよね。
柑橘類はクエン酸を含んでいます。
クエン酸は、水垢掃除に有効なのですよ。
クエン酸は酸性で、水垢はアルカリ性を示すので、中和することで、水垢が浮き上がり取れやすくなるのです。
残った皮で、蛇口やシンクをこすると、水垢をキレイにすることが出来ますよ。
【リサイクルラップで】
キッチンではラップもよく使用しますよね。
使い終わったラップに水を付け、蛇口やシンク周りをクルクルとこすると、研磨されキレイにすることが出来ますよ。
ラップもリサイクルで活躍しますね。
掃除はこんなちょっとした工夫で、キレイを保てるのではないでしょうかね!
頑固なカルキ汚れにはクエン酸
気を付けていても付いてしまうのが水垢の困ったところです。
こすっても落ちなくなった頑固な水垢には、クエン酸での掃除方法をご紹介しますね。
柑橘類に含まれるクエン酸が、粉の状態で販売されているのです。
ホームセンターや100均などでも取り扱われている、低価格で、環境にも優しい掃除アイテムですよ。
もちろん、色々な水垢掃除用の洗剤などもありますが、意外と値段が高いので、身近なクエン酸で試してみてはいかがでしょうか?
使用方法も簡単ですよ。
【準備するもの】
・クエン酸・スプレーボトル・キッチンペーパー・スポンジ・小さじ・計量カップ
【作り方】
①スプレーボトルに水200㏄と、クエン酸を小さじ1を入れてよく混ぜ合わせる
②カルキ汚れにキッチンペーパーを広げる
③スプレーボトルのクエン液をキッチンペーパーにたっぷりかける
④2~3時間放置する
⑤スポンジで磨く
⑥水で洗いし、水気をふき取れば完了
作り方も、使用方法も簡単ですし、準備するものも、クエン酸があれば、他のものは自宅にあるもので代用してもらえば大丈夫ですよ。
分量も使いながら、汚れが落ちにくいようであれば濃度を濃くしてみるのもおすすめですね。
最後に、しっかり水洗いし、拭き上げることが大切です。
汚れのひどい場合は、クエン酸で浮き上がらせた後に、重曹を使うのもおすすめです。
重曹もホームセンターや100均で購入できる手軽なもので、クエン酸を流した後に、重曹は粉の状態のまま、少量スポンジに付け、クルクルと磨いてください。
重曹には、研磨剤の役割があるので、残った水垢を削り取ることが出来ますよ。
使用上の注意点は、材質によると研磨することで傷が入ったり、アルミや銅は変色するので、使用する際には気を付けてくださいね。
水を使う家電製品も、水垢が付いて困ることはありませんか?
特にポットやケトル、加湿器、食器洗浄機などは、水垢が付きやすいのでお手入れが必要ですね。
電化製品の水垢にも、クエン酸が使えるので、掃除方法の詳しい説明は下記を参考にしてください。
『カルキ汚れはクエン酸で取れるの?クエン酸を使った簡単な掃除方法』
掃除は毎日のひと手間が大切ですね。
まずは汚れを付けないことです!
そして、定期的にクエン酸や重曹などを使用して、頑固になる前にキレイに取り除きましょうね。
生活の中にあるものも上手に活用すると、お金をかけなくてもキレイが保たれ、ピカピカライフが送れますよ。
ぜひあなたも試してみてくださいね。