ミルクの作り方、皆さんはどうしていますか?
特に1人目のお子さんが誕生する際は、たまごクラブやひよこクラブなど育児雑誌を買って勉強したりしますよね。
産院でもミルクの作り方のレクチャーがあったりもしますが、いざ家に帰って育児が始まると不安なことだらけですね。
母乳での育児は、実際どのくらい母乳を赤ちゃんが飲んでくれているか分からず不安です。
粉ミルクのメーカーも迷いますよね。
商品が多くて、嬉しい反面、多くて迷いも生じます。
月齢により、飲ませる量や回数も違ってきますし、母乳との混合の方は、追加でどの程度ミルクをあげようかも悩みますよね。
迷い、悩みながらも赤ちゃんとともに、ママも成長しながら日々の育児に追われているママにおすすめなミルクの作り方をご紹介しますね。
赤ちゃんを危険から守る安全なミルクの作り方
ミルクづくりで一番大切なのが赤ちゃんを危険から守ることですよね。
ミルクのメーカーも色々ありますが、どのメーカーのミルクも母乳の成分に近づけるよう、安全に製造さ、検査を受けていることでしょう。
昔の粉ミルクは、牛乳の成分に近く、たんぱく質やミネラル分多かったため、湯冷ましを別に与え薄めていた時代もありますが、現在のミルクはそのような心配はありませんよ。
特に赤ちゃんが飲んで異常を示さなかったら問題はないと思われます。
しかし、ひとつ心配なのはアレルギー反応です。
ミルクの成分に反応しアレルギーを引き起こすことがあるので、使い初めや、商品を変えた際などは特に注意が必要ですよ。
もしも、アレルギーの反応や異常が見られて際にはかかり付けの医師に相談してくださいね。
抵抗力の弱い赤ちゃんは少しの変化で影響を受けることがあるので、気を付けてあげましょう。
特に問題がなければ、使って大丈夫ですね。
ミルクメーカーが決まったら、使用方法をしっかり読みましょう。
ミルクづくりは容器の消毒から
ミルクづくりをするにあたり、使う容器の消毒が必要になります。
赤ちゃんは抵抗力が弱いので、感染症などの心配を防ぐためにも消毒は欠かせませんね。
【ミルクづくりに必要な道具】
・哺乳ビン・乳首・乳首入れ・スプーン・ビンはさみ・専用ブラシ・やかんやポット
器具は専用ブラシでよく洗い、消毒したものを毎回使用しましょう。
【おすすめの消毒方法】
煮沸消毒
大きめの鍋に器具が隠れる程度の水を入れ、沸騰してから5~10分煮沸します。
乳首や乳首入れは3分程度で先に取り出しましょう。
お鍋は、赤ちゃん専用のものを準備しておくのがおすすめです。
食事を作るものを使ってしまうと、食品アレルギーなどのリスクが高くなってしまいますね。
電子レンジでの消毒
①専用ケースやバックに洗った哺乳ビンや乳首、乳首入れを入れる
②指定の量の水を入れて、電子レンジに入れる
③決められたワット数、時間をセットしてスタート
④ケースを開けて、乾かせば完了
ご家庭の電子レンジに入る大きさのケースを準備すれば、手軽に消毒出来ますよ。
薬液での消毒
①ミルトンなど薬剤を入れた専用のケースに定められた水を入れる
②洗浄した哺乳ビンや乳首、乳首入れてつける
③定められた時間になったら取り出して洗うか、乾燥させる
熱を使わないので、いろんなものが消毒出来ますよ。
少し臭いが気になる方もいますが、付けるだけなので簡単ですね。
消毒方法にはこの3点がよく使われていますね。
器具の消毒をどの時期まですればよいのかも迷うでしょうが、3~4カ月を過ぎると、少しづつ免疫も付いてくるので、回数を減らす方などもいますね。
季節的に、雑菌の繁殖が心配の時期などは、月齢に関係なく、消毒を行うことをおすすめします。
また、体調を壊している時などは、免疫力も下がっているので、消毒を行ってくださいね。
ミルクの作り方の手順
①器具の消毒を行う
②ミルクづくりの前には石鹸でしっかり手洗いをする
③ミルクを月齢に合わせ、定められた量をはかり、哺乳ビンに入れる
④お湯を沸かし、約80℃くらいに冷めたお湯を出来上がり量の2/3程入れる
約80℃としましたが、通常は約70℃と記載されていることをよく見ます。
あまり高い温度では、ミルクの成分を破壊してしまうと言われますが、殺菌のたまには80~90℃くらいを使うとおすすめですよ。
容器に入ることで、約10℃くらいは温度が下がると考えられるので、ミルクと混ざる段階では70℃くらいになっています。
⑤乳首と乳首入れを付けて、回しながらミルクを溶かす
⑥残りの1/3は湯冷ましを入れる
ここで湯冷ましが登場です。
80℃のお湯を全部入れてしまってもいいのですが、冷やすのに時間がかかるので湯冷ましをおすすめします。
朝1番に1日で使いきるほどの湯冷ましを作っておくと大変便利ですよ。
水筒などにに入れて保存しておくと、外出など、冷やすことが出来ない時にも手軽に適温のミルクが作れます。
⑦人肌(約40℃)まで冷やし温度を確認して、飲ませる
温度の確認は腕も内側に数滴たらし、温かいと感じれば適温ですが、熱いと思えばもう少し冷やしてあげましょうね。
湯冷ましで時短
湯冷ましを使うことをおすすめするのは、1番は時短出来ることです。
ミルクを水道で冷やすのって、意外と時間がかかるんですよね。
ミルクを準備する際は、赤ちゃんがお腹を空かせて泣いていることも多いでしょうし、夜中のミルクづくりなんて、一刻も早くミルクを作り上げたいと思うはずです。
湯冷ましを準備しておけば、手軽に適温にすることが出来ますよ。
湯冷ましとは、沸かしたお湯を自然に冷やしたもののことをさします。
作り方はいたって簡単ですよね。
お水をやかんなどに入れて沸かせばいいだけです。
湯冷ましを作る際のポイントは、水道水を利用する場合は、10~15分以上沸かすことです。
水道水には残留塩素が含まれているので、残留塩素を分解するためと、もうひとつ心配なものが入っているので、除去してほしいですね。
それは、トリハロメタンという、発がん性の恐れのある物質です。
まだはっきりとしたがんとの因果関係は分かっていませんが、水道水が沸騰した直後が一番トリハロメタンの値が高いことまでは調査で分かっています。
トリハロメタンを除去するためには、沸騰後10~15分以上沸騰させることが推奨されていますよ。
残留塩素やトリハロメタンが気になる方は、水道道に浄水器を取り付けらり、ウォーターサーバーの利用もおすすめです。
浄水器の設置
浄水器も色々な機種がありますが、しっかり残留塩素やトリハロメタンを除去出来る性能を持つものを選択しなくては、役には立ちません。
設置の際は、しっかりと商品の特性を把握しましょうね。
カートリッジの取り替え時期も忘れないようにしてくださいね。
ウォーターサーバーの導入
ウォーターサーバーも数多くの商品があり迷うはずです。
ウォーターサーバーの水が安全かというと、天然水やミネラルウォーターは赤ちゃんのミルクづくりにはあまりお勧めできませんね。
天然水は最低限のお水の処理しかされておらず、衛生面でいえば、水道水の方が安全かもしれません。
ミネラルウォーターを利用する場合は、残留塩素やトリハロメタンの心配はありませんが、ミネラル分の少ないお水を選択しましょう。
ミネラルウォーターには、軟水・硬水とカルシウムやマグネシウムの含有量により分けられています。
赤ちゃんにはミネラル分の少ない、軟水を選択してくださいね。
ペットボトルのお水を購入する際も同じことが言えるので、気を付けてパッケージを見てください。
含有量が記載されているので、軟度が60㎎/ℓ以下のものを選択しましょう。
出来たら0に近いものがおすすめですよ。
赤ちゃん用に販売されているお水は純水といい、ミネラル分や不純物がほぼ含まれていないお水です。
ミネラルとは体に必要とよく言われ、わざわざミネラルウォーターを飲んでいる方もいるでしょうが、赤ちゃんにはミネラル分が胃腸に負担をかける心配があるので避けた方がよいのです。
そこでおすすめなウォーターサーバーは、水道水をろ過して使う水道直結型ウォーターサーバーです。
宅配されるお水ではなくご自宅の水道水を利用するのです。
高性能のろ過フィルターが3本搭載されており、水道水を赤ちゃんでも安心の純水に変身させることが可能なのですよ。
お水の処理が、サーバーの中だけで出来てしまう優れものなのです。
価格、メンテナンスも充実している水道直結型ウォーターサーバーは、育児の強い味方になってくれますよ。
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湯冷ましを使うことで、ミルクづくりの時短ができますね。
お湯を沸かす手間までなくなる、水道直結型ウォーターサーバーは、すぐに温水と冷水が出るので、ちょうどいい割合を見つけるとミルクづくりが一層簡単になりますよ。
育児はなにかと忙しいので、手間を省ける部分は簡単にし、赤ちゃんとの時間を大切にしてください。
健やかな成長が楽しみですね。