たんぽぽ茶は、たんぽぽの根を焙煎したもので、たんぽぽコーヒーともいわれます。
なぜコーヒーと言われるのかは、一説によると昔ポーランドではコーヒーが高価であったため、貴族など一部の人しか飲むことが出来ませんでした。
コーヒーの代用品として、飲まれるようになったのがたんぽぽの根で作ったもので、味もコーヒーに似ていたことから、『たんぽぽコーヒー』と呼ばれるようになったそうですよ。
タンポポには体に良い効能がたくさんあり、漢方薬や民間療法としても利用されるほどです。
体を温める効果があるので、ホットの印象が強いですが、アイスでも美味しく召し上がれますよ。
水出しで美味しく作る方法をご紹介します。
水出したんぽぽ茶の作り方
コーヒーや麦茶などは、水で抽出することがよくありますよね。
たんぽぽ茶でも、水出しが出来るのでしょうか?
たんぽぽ茶の製造は、たんぽぽの栽培から始まり、種まき、手入れを経て、成長したたんぽぽの根を収穫します。
たんぽぽ茶に主な原料は、たんぽぽの根なのですよ。
根をキレイに洗い、細かく刻み、乾燥させ、焙煎していくのです。
乾燥や焙煎の方法により、味や苦みが変わってきます。
商品により、味や苦みにはかなりのばらつきが見られるので、購入の際には少量タイプを購入し、飲み比べてみるのもいいかもしれませんね。
また、黒大豆やゴマ、ドクダミなどとブレンドされているものもあり、飲みやすくなっているのでお好みのものを見つけてみてください。
たんぽぽのは、野山や道端に咲いているものを見かけることはありますが、栽培されている光景は中々見れません。
緑と黄色のじゅうたんのようできれいでしょうね。
市販のたんぽぽ茶には大きく分け3タイプに形態で販売されています。
インスタントタイプに、ドリップタイプ、ティーバックタイプに分かれますよ。
販売メーカーにより、乾燥方法や焙煎方法が違うのと同時に、たんぽぽ茶の粉末にする際のサイズにも特徴があります。
細かく粉末にしているものから、粗みじんのような大きめのものまであります。
細かいものは水出しにも向いていますが、粗みじんは水ではなかなか抽出が難しいようです。
使用方法をよく読み、水出しを希望される際は、水出し可能な商品を選択しましょうね。
ティーバックタイプになっているものであれば、麦茶の水出しの要領で簡単に使用できますよ。
美味しくするポイントは!
水出しでも少量のお湯を最初にティーバックにかけ、蒸らすことをおすすめします。
お湯をかけることで、たんぽぽ茶の成分がしっかりと出て、味わい深いものになります。
是非、このひと手間を加え、分量の水を入れるようにすると、簡単に美味しく水出したんぽぽ茶が出来ますよ。
ティーバックで水出しした際は、しっかりと抽出されたことが確認出来たら、ティーバックは取り出しましょう。
あまり長く入れておくと、苦味や雑味が出てしまいますよ。
苦味の少ない商品なら、麦茶代わりにお子さんでも美味しく召し上がれますよ。
水出しする際のお水は水道水ですか?
最近では、水道水をそのまま飲むのに抵抗感があるので、ミネラルウォーターを購入する方が増えてきましたね。
原因は、カルキ臭が気になる点や、水道管が老朽化していること、地域によれば放射性物質の心配などがあげられます。
そんな際、ペットボトル入りのミネラルウォーターを購入するのもいいのですが、ウォーターサーバーを検討してみてはいかがですか?
これまでよく見かけていたウォーターサーバーは、ボトルの水が宅配されていましたが、最近のおすすめのウォーターサーバーは、水道水を利用するタイプですよ。
水道の水栓をサーバーにつなぐだけでよく、高性能のろ過装置で水をキレイにし、水代がかなりお得なります。
定額使い放題でしす、ボトルにかかっていた、付け替え作業や注文などの手間がなくなり、手軽に使用できる、『水道直結型ウォーターサーバー』がおすすめですよ。
浄水器やペットボトルと大きな違いは、冷水や温水がボタン(コック)ひとつで利用出来る点がとても便利ですよ。
たんぽぽ茶の水出しを作る際も、温水で蒸らし、その後冷水を入れればすぐに出来上がりです。
わざわざお湯を沸かす必要もなく、時短も出来ますし便利です。
アイスで飲む方法としては、お湯で濃いめにたんぽぽ茶を入れ、氷を入れて冷たく冷やす方法もありますよ。
この方法であれば、水出し可能商品でなくとも、簡単にアイスで飲めます。
暑い日には、ほろ苦さが、すっきり喉を潤してくれますよ。
たんぽぽ茶の水出しよりホットがおすすめな場合
たんぽぽ茶はビタミンやミネラルが豊富に含まれるので、夏バテの防止や熱中症対策にも効果的ですよ。
しかし、暑い時期だからといって、冷たいものの飲み過ぎには気を付けましょう。
冷たくしてゴクゴク飲みたいところですが、冷たいものは胃腸に負担をかけますし、飲み過ぎると体を冷やし、血流を悪くしますよ。
夏でも冷房の効いた部屋ばかりにいると知らず知らずのうちに体は冷えています。
そんな時には、体を温める効果のあるホットがおすすめですよ。
たんぽぽ茶はノンカフェインで、妊婦さんにも人気ですが、妊婦さんにはアイスよりホットで飲むことをおすすめしますね。
妊婦さんにとって冷えは天敵だからです。
妊娠するとホルモンバランスの変化から、冷えを感じやすくなったり、大きなおなかを抱えることで姿勢の変化により血行が悪くなることで、より冷えを感じることがあります。
体が冷えることで、つわりがひどくなったり、お腹の張りが出たり、下痢や便秘、足のむくみ、体のだるさなど悪影響を与えることがありますよ。
赤ちゃんにも血流が悪くなると、十分な酸素や栄養が行き届かなくなったりと心配です。
冷たいものを飲むことで、胃腸も冷やされ体全体が冷えてしまうので、飲み物はホット又は常温のものがおすすめですよ。
たんぽぽ茶は妊婦さんだけでなく、母乳育児中や妊活にも効果的とされているのには理由があります。
たんぽぽ茶に含まれている成分です。
『カリウム』が多く含まれているので、利尿作用や血流を良くしむくみの改善やデトックス効果が期待出来ます。
女性には嬉しい『鉄分』も含まれ、貧血になりやすい妊婦さんも多いので鉄分摂取に効果的ですし、同時に『ビタミンC』も含まれていることで、鉄分をしっかり吸収出来る効果もありますよ。
『タラキサンシン』という、母乳の分泌を活発にする効果がある成分もふくまれます。
たんぽぽ茶は、体を温める効果があることと、エストロゲンという女性ホルモンの過剰な分泌を抑える働きがあり、母乳を出すホルモンであるプロアクチンを正常に出す効果があり、母乳育児におすすめされるのです。
『カルシウム』や『ビタミン』も含まれており、ホルモンバランスを整え、生理不順を正常化したり、リラックス効果も期待出来ます。
妊婦さんだけでなく、これだけの体に良い成分が含まれているので、男性・女性関係なく、子どもからお年寄りまで幅広くご利用いただけますよ。
ノンカフェインなので、就寝前に飲むと体を温めますし、リラックスでき心地よい睡眠がとれるといった嬉しい効果もたくさんありますが、飲むにあたり注意も必要です。
たんぽぽ茶は苦み成分が含まれているので、胃の弱い方には負担になることがあります。
利尿作用が強いので腸の弱い方は、お出かけ前や就寝前は飲むのを避けた方がよいでしょう。
また、血圧を下げる働きもあるので、低血圧の方は注意が必要です。
妊娠中の高血圧症候群の予防や生活習慣病予防、血圧の高めなかたは日常的に飲まれることをおすすめします。
最後に、たんぽぽはキク科の植物になります。
キクアレルギーをお持ちの方は、アレルギーを発症するの恐れがあるので飲まないようにしてください。
たんぽぽ茶にも注意点はありますが、健康に良い成分を多く含み、妊婦さんや授乳中のお母さんには心強い1杯です。
コーヒー好きなのに、我慢してい妊婦さん、たんぽぽ茶はノンカフェインなので安心して飲めるので、一度飲んでみてはいかがですか?
お好みの味を見つけ、マタニティーライフの幸せなひと時のお供にどうぞ。
妊婦さん以外の方も、生活習慣病の予防などをお考えの方におすすめですよ。