たんぽぽ茶は、たんぽぽの根を焙煎して作られたものです。
冷え症や母乳の出をよくする効能などが期待出来るので、、妊娠をきっかけにたんぽぽ茶を知る方も多いようですね。
コーヒー好きの妊婦さんなどに人気が高く、ノンカフェインなので安心して飲めますし、ビタミンやミネラル、鉄分など豊富に含まれていますよ。
たんぽぽ茶の淹れ方は、ティーバックタイプなどお湯を注ぐだけで手軽ですよ。
更には、野生のたんぽぽで、自家製たんぽぽ茶の作り方もご紹介しますね。
たんぽぽ茶の作り方とは?
たんぽぽ茶飲んだことがない方もいますよね。
イメージ的には苦そうと思っている方も多いかもしれませんね。
たんぽぽ茶は、たんぽぽの根を使います。
たんぽぽの根、こんなに長く伸びていたのですね!
乾燥方法や焙煎の方法により味が変わるので、メーカーにより味にバラつきが見られるのが事実です。
たんぽぽ茶は、『たんぽぽコーヒー』とも呼ばれますが、基本的には同じものですよ。
なぜコーヒーと呼ばれるかと言うと、一説によりますと、昔ポーランドではコーヒーが非常に高価なものであり、貴族など特定の人の口にしか入りませんでした。
その代わりに、たんぽぽの根を焙煎して、飲んだのが始まりとされています。
味もコーヒーに似ていますよ。
苦味も多少あり、焙煎しているので香ばしさもあります。
その後ヨーロッパにコーヒーの代用品と広がったのと同時に、民間療法にも活用されていました。
中国でもたんぽぽは漢方薬として古くから利用されてきました。
それほどたんぽぽは体に良い効能があります。
【主に含まれる成分と効能】
・利尿作用
たんぽぽ茶には豊富な『カリウム』が含まれていることにより、利尿作用が働きます。
利尿作用があることで、老廃物をため込みません。
・むくみの改善
血液の流れを良くし、体内に余分になった毒素や水分を体外へ排出する効果もあり、デトックス効果でむくみも取れるのです。
・骨作り
『カルシウム』と『ビタミンC』両方を含むことで、カルシウムの吸収を良くし、強い骨を作り、骨粗しょう症なども防ぎます。
・肝機能向上に効果
『タラキサシン』は肝臓の働きを良くし、ストレスやアルコール類の大量の摂取により、解毒作用が弱ったとき、回復にたんぽぽ茶が有効ですよ。
・視力や皮膚の粘膜を守る
たんぽぽ茶には『ビタミンA』も多く含まれているので、疲れ目や視力、皮膚の粘膜を健康的に維持する働きがあります。
・貧血予防
『鉄分』も含まれており、貧血気味の方や妊娠中の方には、サプリメント代わりにおすすめの飲み物ですよ。
・母乳を出やすくする
たんぽぽ茶は体を温める効果があることと、『エストロゲン』という女性ホルモンの過剰な分泌を抑える働きがあり、母乳を出すホルモンである『プロアクチン』を正常に出す効果があるので、母乳が出やすくなるのです。
・不妊改善(妊娠しやすい体づくりが出来る)
『カルシュウム』や『ビタミンC』により、精神が安定し、ホルモンバランスも整えられることにより、生理の周期が整います。
男性にも効果的です。
・便秘解消
たんぽぽ茶には『イヌリン』という食物繊維が多く含まれており、腸内環境を整え、スムーズな排便を促します
多くの有効な成分が含まれており、体に良い効能がたくさん見られますよ。
たんぽぽ茶がおすすめな方
・妊娠中の方
・授乳中の方
・生理不順の方
・妊活中の方
・カフェインを摂取したくない方
・胃に優しい飲み物を探している方
・デトックスに効く飲み物を探している方
・お酒を飲む機会の多い方
・冷え症の方
健康を考える全ての方に効果的ですよ。
ノンカフェインなので妊婦さんや、カフェインの苦手な方にも安心して飲んでいただけます。
たんぽぽ茶の簡単な作り方3タイプ
たんぽぽ茶の飲み方はいたって簡単ですよ。
たんぽぽ茶にはインスタントタイプと、ドリップタイプにティーバックタイプと主にこの3タイプがみられます。
どのタイプも、コーヒーや紅茶のような使い方と同じですよ。
インスタントタイプ:カップに適量のたんぽぽ茶を入れ、お湯を注げば出来上がりです。
ドリップタイプ:たんぽぽ茶をドリッパーに入れ、ゆっくりと熱湯をかけ、抽出してください。
ティーバックタイプ:ティーバックをカップに入れ、熱湯を注ぎ軽く揺すって、2分程待ちましょう。
たんぽぽ茶の分量やお湯の量は、各パッケージに目安の記載があるでしょうから参考にして下さい。
淹れ方はコーヒー、紅茶の要領と同じで大丈夫ですよ。
後は、自分好みのたんぽぽ茶を見つけることですね。
最近ではたんぽぽ茶の種類も多く、どれにしようか迷います。
味に関しても、苦味の強いものや、味が薄く感じるものなど、若干バラツキかあるので、1種類飲んで、味が気に入らなくても、他社のたんぽぽ茶は口に合うといった話もよく聞きます。
【たんぽぽ茶の選択方法】
・原料で選ぶ
たんぽぽ茶は基本たんぽぽの根を使っていますが、葉っぱまで使っているものもあれば、黒大豆や黒ゴマ、ドクダミなどとブレンドされているものもあります。
苦味が心配と思う方はブレンドタイプをはじめ選ぶと飲みやすいですよ。
・タイプで選ぶ
インスタントタイプ、ドリップタイプ、ティーバックタイプの中から使いやすいタイプをお選びください。
少量のものを選び、他社と飲み比べてみるのもいいですよ。
・無農薬で安心のものを選ぶ
出来るだけ、無農薬など栽培方法や製法に安心がもてるものを選択してください。
もちろん国産のたんぽぽ茶もありますよ。
たんぽぽを栽培し、収穫、加工しているのです。
野山やコンクリートの隙間から生えているたんぽぽを見ることはありますが、たんぽぽの栽培風景を目にしたことのある方は少ないでしょうね。
自家製たんぽぽ茶の作り方
たんぽぽ茶を一から手作りしてみたくなった方もいますよね。
庭や畔などに生えているたんぽぽの根を掘り、作ってみてください。
掘り上げた穴は、しっかり埋めましょね。
また、食べてはいけない野草もたくさんあるので、たんぽぽ以外の収穫、使用は避けましょうね。
【たんぽぽ茶の作り方】
①たんぽぽの根を採取
②たんぽぽの根をよく洗う
たわしなどでしっかり泥を落としましょう。
③細かくみじん切にする
傷んでいる部分は包丁でそぎ落とし、5㎜から1㎝程の大きさにカットしていきましょう。
④日干し、または電子レンジで乾燥させる
水気を切り、カラカラになるまで乾燥させていきましょう。
⑤フライパンで炒る
香ばしさを出すために、焦げないように炒りましょう。
⑥フードプロセッサーやすり鉢などで粉末にすれば完成
飲み方は、ドリップして味わってみてください。
お好みで、砂糖やはちみつなど甘みを足すと美味しく飲めますよ。
自家製の味はいかがでしょう?
乾燥や焙煎の方法で苦味が強く感じることもありますが、調整しながら健康に良いですし、根を掘るのに手間はかかりますが、材料費はただで入手できるので、時間のある時にでも試してみてくださいね。
たんぽぽ茶も健康にいいからと飲み過ぎは禁物です。
1日2杯程を目安に、ホットでもアイスでも飲めるので、味わってみてくださいね。