はちみつは、ミツバチさんからの贈り物ですね。
一生懸命集めてくれた花の蜜は、優しい甘さと、花の香りを楽しませてくれます。
はちみつのホットドリンクは、作り方も簡単ですし、効能もたくさんありますよ。
喉の痛い時や、疲れた時におすすめの1杯ですね。
作り方とともに、効能や注意点についてご紹介します。
はちみつホットドリンクの効能
はちみつは、ミツバチが植物の花の蜜を集め、巣に持ち帰り熟成させたものです。
ミツバチは、生涯蜜を集めて回ってもティースプン1杯程しか集めることが出来ない貴重なものを、私たちはいただいていることを感謝しなくてはなりませんね。
はちみつ入りのホットドリンクは、はちみつの優しい甘さが癖になります。
料理やお茶に砂糖代わりに使う方も多いでしょうが、甘さだけでなく効能もたくさんあることをご存じですか?
古くからはちみつは医薬品として重宝されてきたのです。
熱が出た時の水分補給や、熱中症対策にも効果的ですし、ビタミン、ミネラル、エネルギー補給に効果的ですよ。
はちみつとは、ブドウ糖と果糖の塊で、酵素、ビタミンB群、アミノ酸、ミネラル、ポリフェノールなどの各種抗酸化作用など、多くの栄養素が含まれています。
唯一不足気味なのは、ビタミンCですが、とてもバランスが良く、スーパーフードと言えますよ。
このように、様々な効能が期待できるはちみつは、今でものど飴や栄養ドリンクなど、身近な医療に関わる点で利用されているのを目にしますよね。
こんな症状に効くはちみつホットドリンク
咳止めや疲労回復だけではなく、頭から足の先まで様々な症状に有効であることが分かりますね。
血圧を正常化し、リラックス効果や腸内環境を整えたり、傷への殺菌効果、新代謝を促進し美容効果やアンチエイジングなども期待できるのですよ。
毎日少量ずつ摂取すれば、体のバランスを整えてくれる、天然のサプリメントですね!
しかし、この効能は『純水はちみつ』の話です。
最近は精製や加糖、加熱をされているはちみつが多く流通されているので、このように加工されてしまうと効能は低下してしまいます。
効能を期待して利用するには、はちみつを購入する際、ミツバチが花の蜜を採取し、巣房に蓄え熟成した天然の純粋はちみつを選択するようにしましょうね。
家庭でも、身近に摂取できるはちみつを、今回はホットドリンクとしてご紹介します。
簡単はちみつホットドリンクの作り方
はちみつホットドリンクの作り方はとても簡単です。
材料(1人分)
お湯・・・150~200㏄
はちみつ・・・大さじ1
作り方は、カップにはちみつを入れて、お湯を注いでよく混ぜれば出来上がりです。
なんて簡単なのでしょうか!
あくまでも目安の分量であり、お好みの濃さでお召し上がりください。
お湯の温度は、沸騰直後ではなく、少し粗熱をとり使用してくださいね。
あまり高温のお湯では、はちみつの成分が破壊されてしまうからです。
はちみつホットドリンクのアレンジ方法
はちみつ + レモン
はちみつは栄養価が高いスーパーフードですが、ビタミンCの含有量が少ないので、レモンをプラスすることで、パーフェクトですね。
レモン以外にも、果物でも構いません。
レモンがなければ、ポッカレモンを常備しておけば、手軽に使えますよ。
はちみつレモンは、ペットボール飲料でも数多く見かけますし、希釈して飲むタイプのものも販売されており、間違いなく美味しい組み合わせですね。
はちみつ + ショウガ
ショウガもはちみつと合いますよ。
ショウガ入りは、ピリリとした辛みがあり、抗炎症作用・鎮痛作用・血液サラサラ効果・血行促進作用・殺菌効果・整腸作用など様々な作用が期待出来ます。
はちみつ + 牛乳
牛乳にはアミノ酸の一種「トリプトファン」という、睡眠を助ける働きがあります。
就寝前に飲むと、良質な睡眠に効果的ですよ。
作り方は、ホットミルクにはちみつを混ぜるだけです。
更にシナモンや八角などの香辛料をプラスしてもおすすめですよ。
はちみつ + 紅茶・コーヒー
はちみつを紅茶やコーヒーに砂糖代わりに入れることで、カロリーが抑えられますね。
コーヒーの花から集められたはちみつもあるんですよ!
コーヒーの香りがするのでしょうか?
日本では、れんげや菜の花などから採取されるはちみつをよく見かけっますが、世界には様々な花があり、たくさんの種類のはちみつがあるのでしょうね。
はちみつ + 塩(経口補水液)
経口補水液は市販されてもいますが、家庭で簡単に作れるのです。
【材料と作り方】
水・・・500㏄
はちみつ・・10g
塩・・・1.5g
材料を混ぜ、水にしっかりと溶かせば出来上がりです。
キレイに洗い、乾かした空のペットボトルなどに入れて、シャイクすると簡単に作れますよ。
経口補水液は、通常砂糖で作られることもありますが、はちみつは単糖類なので体内に分解されず吸収され、砂糖よりも吸収率が高いのでおすすめです。
知っておくと役立つ手作り経口補水液は、熱中症や脱水症状対策が出来ますよ。
はちみつホットドリンクの注意点
はちみつは栄養豊富で、文句なしと言いたいところですが、天然はちみつでは気を付けないといけないことがあります。
1歳未満の赤ちゃんには、はちみつを与えてはいけないということです。
なぜなら、はちみつにより『乳児ボツリヌス症』にかかる恐れがあるからです。
ボツリヌス菌は土壌菌の一種で、はちみつは自然界の中で花の蜜を集めたものなので、土が付着している可能性も高く、その中にはボツリヌス菌も含まれている可能性があるのです。
赤ちゃんは成長段階で、抵抗力も弱く、消化機能もまだ未発達のため、感染リスクが高くなります。
菌の増殖により、便秘や麻痺症状、筋力の低下等の症状を発症することがあります。
ボツリヌス菌は熱に強く、加熱調理しても死滅しないので、免疫力の整う1歳以上までははちみつは与えないようにしましょう。
他に気を付けるべき点は、はちみつは砂糖よりもカロリーは低く、GI値が低いのでインスリンの分泌が抑制され、脂肪が付きにくくダイエットに効果的と言われますが、決して取り過ぎてはいけません。
そして、はちみつを選ぶ際にも注意が必要ですよ。
精製や加糖、加熱をされているはちみつではなく、純粋はちみつを選択しましょう。
使用時、沸騰するような加熱を行うと有効成分が破壊されてしまうので気を付けましょうね。
優しい甘さのはちみつで、ホットドリンクを作ってみてはいかがですか?
ミツバチの努力の結晶は、体にも優しい効能満点なので、毎日サプリ間隔で、美味しい1杯をいただいてみてくださいね。