ピロリ菌は一度感染すると、除菌しない限り一生胃の中に生息し続けます。
ピロリ菌が原因で胃炎や胃・十二指腸潰瘍・胃がんを引き起こしたりリスクを高めるという恐ろしい菌なんです。
このピロリ菌は幼少期に親などから口を介して感染したり、井戸水や湧き水などからも感染する可能性もあるんですね。
そこで今回は、井戸水や湧き水を煮沸させることでピロリ菌を殺菌できるのか調べてみました!
特にピロリ菌が感染しやすい小さなお子さんがいるご家庭であれば注意して読んでくださいね。
ピロリ菌を煮沸で殺菌できる?
まずは煮沸について見ていきましょう。
煮沸についてはヨシダ製薬のページを参考にしました。
③煮沸法
沸騰水中に沈めて15分間以上煮沸する方法である。栄養型細菌、結核菌、真菌、ウイルスを殺滅するが、芽胞は殺滅できない。炭酸ナトリウムを1~2%の割合で沸騰水中に加えることにより効力の増強と金属の防錆効果を期待できる。
これによると15分以上の煮沸で栄養型細菌、結核菌、真菌、ウイルスを殺滅することができ、ピロリ菌も殺菌することができます。
また、”芽胞は殺滅できない”とありますが、ピロリ菌は芽胞を作る菌ではないので煮沸によって殺菌できない部類には入りません。
お家のそばにある井戸水や山で汲んできた湧き水を飲む前には、15分間以上煮沸することで安心してお水を飲めるようになりますよ!
お子さんへのピロリ菌感染を防ぐには?
はじめにも少しだけ触れましたが、
ピロリ菌は親などからの口を介して感染することもあります。
だから、お子さんにピロリ菌を感染させないためには、食べ物を口移ししたり、一旦噛み砕いた食べ物をお子さんに与えないようにしましょう。
また、ピロリ菌の有無は病院で簡単に検査できます。
この検査結果しだいでは、ピロリ菌の除菌治療もできるのでピロリ菌感染が不安であれば一度検査を受けてみてください。
そして、検査でピロリ菌に感染していないということがわかれば、安心して口移しでご飯を食べさせてあげることができますよね!
万が一ピロリ菌に感染していたとしても、除菌治療することでお子さんへの感染を防いだり胃炎や胃がんのリスクを下げることも可能です。
ピロリ菌の感染を防ぐためには井戸水や湧き水を煮沸して飲むことはもちろん、経口感染に気をつけてくださいね。