水出し麦茶は危険と言う噂を聞くことがあります。
逆に煮だし麦茶が危険と言う噂も聞くことがありますが、どちらが一体正しいのでしょうか?
麦茶は痛みが来るのが早いという点だけは事実のようですが、麦茶を作る際に、注意すべき点さえ守ればどちらも危険などないので、注意ポイントをまとめました。
美味しい水出し麦茶の作り方をみていきましょう。
水出し麦茶が危険と言われる理由とは?
水出し麦茶が危険と言われるのには理由があるはずです。
その理由とは?
・水道水が心配
・傷みやすい
この2点が心配される大きな理由だと考えられます。
水道水をそのまま飲んでも大丈夫なの?
日本の水道水は軟水が多く、海外に比べれば衛生的で飲みやすいお水ですが、近年残留塩素やトリハロメタンなどが問題視されていますよね。
残留塩素とは:カルキ臭のもとでお水の菌を繁殖させないために使われているもので、基本的には一生水道水を飲んでも問題ないとされてきました。
トリハロメタンとは:発がん性があるかもしれない物質と話題になったものですが、確かなデーターはなかなかありません。
更には、水道管の老朽化の問題などもありますね。
サビやゴミが水道管から出てきたり、鉄臭い臭いがすると言った話も聞きます。
このような点だけを見ると、水道水は大丈夫?と思ってしまいますが、水道水は浄水場でいくつもの工程を経てキレイに処理され、飲んでも安全と言う51項目もの検査をクリアして水道水として各地域へと運ばれているので、あとは個人の判断によるところです。
水道水の注意点
水道水で作る麦茶で心配なのが小さなお子さんにあたえる時です。
水道水は心配はないと言っても、やはり残留塩素など含まれていますよね。
小さいお子さんは上手に消化吸収できないことなども考えられるので、小さいお子さんに麦茶を作ってあげる場合は煮だし麦茶やお湯出し麦茶をおすすめします。
ここでのポイントは、お湯を沸かす際に沸騰したら蓋を開けることですよ。
蓋を開けることにより、残留塩素などが蒸発するのです。
ペットボトルや浄水器、ウォーターサーバーを利用することもおすすめですよ。
お水はピュアウォーターをご利用ください。
ミネラル分を多く含むお水も小さなお子さんには負担となることがありますよ。
このような点に気を付ければ、麦茶はノンカフェインなので安心してお子さんに与えることが出来ます。
水出し麦茶は痛みやすいのではないか?
水出し麦茶は加熱していないので傷みやすいのではないかとも言われますが、逆に水道水で水出し麦茶を作ると残留塩素が含まれているので、傷みにくいと言う意見も聞かれます。
煮だした麦茶の方が、冷めるまで放置する時間があり、雑菌の繁殖が起こりやすいとも考えられます。
どちらも正しく、間違いではないと思いますね。
ここで、大切になってくることをまとめておきますね。
麦茶の取り扱い方で、傷むか傷まないかが大きく分かれるのです。
・麦茶を作るの時、保存する時の容器を衛生管理をきちんと行うこと
・常温に放置せずに、冷蔵庫で保管すること
・保存期間は2~3日で飲みきること
・保存容器に口を付けると雑菌が繁殖するので、コップに移し飲むこと
以上のことに気を付けると、煮だし麦茶でも、お湯出し、水出しの麦茶でも安心してお飲みいただけますよ。
美味しい水出し麦茶の作り方は!
ご家庭で作る水出し麦茶もひと手間加えるだけで美味しくなりますよ。
①キレイな保存容器に麦茶パックを入れて、麦茶パックが浸るくらいのお湯を入れ1分ほど蒸らします。
②適量のお水を入れ、冷蔵庫に保管し、1~2時間経ったら麦茶パックをそっと取り出すことです。
これで出来上がりです。
作り方のポイント!
麦茶パックをお湯で蒸らすことにより、麦茶の香ばしい香りが引き立ちますよ。
麦茶パックを長い時間入れたままにしておくと、渋みや雑味が出てしまうので、早めに取り出しましょう。
取り出す際、箸などを使いそっと取り出してください。
麦茶パックに残っているものは、うま味やコクではなく、渋みや雑味ばかりなのでしぼらない方がよいです。
ここが美味しい麦茶作りのポイントですよ。
保存容器は、出来ればガラス容器の方がプラスチック容器に比べ傷などが入りづらく、菌の繁殖が防げます。
容器は洗いやすいように、注ぎ口の大きいものがおすすめですよ。
麦茶の種類も多く存在しますよね。
大手メーカーのものから、こだわり麦茶など多数見られますが、水出しに使う際は、水出し専用又は水出しにも使えると表記のあるものがおすすめです。
中には煮だしタイプの麦茶もあるので、注意しましょうね。
麦茶でもティーパックだけでなく、手軽に麦茶が作れる、粉末タイプや濃縮タイプなどもありますよ!
麦茶は日持ちがしないので危険
麦茶は意外にも傷みやすいのですよ。
菌が繁殖しやすく、2~3日で飲みきることがおすすめです。
麦茶が傷んでしまったサインは?
味:酸味を感じたりする
臭い:変な臭い
見た目:白いものが浮いていたり、カビが発生したり、とろみが出てくることもある
このような変化が見られたときは、傷んでいるサインですね。
腹痛や下痢を起こす心配があるので絶対に飲まないようにしてくださいね。
麦茶は痛みやすいので、衛生的に作り、何より早めに飲みきれば、煮だしでもお湯出し、水出しでも決して危険などはないので、注意点さえ守り、美味しい麦茶を飲んでくださいね。