水道水に含まれるトリハロメタンを知っていますか?
トリハロメタンは発がん性が疑われていて、トリハロメタンの約6〜9割を占めるクロロホルムはWHOで基準値が定められている危険な物質です。
そのような体に悪影響を及ぼすかも知れないトリハロメタンが水道水に含まれていると言われると少し心配になりますよね?
そこで今回は、トリハロメタンが含まれている水道水をそのまま飲んでもいいのか調べてみました!
トリハロメタンが含まれている水道水はそのまま飲んでもいい?
まずは、WHOが定めているトリハロメタンの約6〜9割を占めるクロロホルムの基準値を見てみますね。
WHOではクロロホルムに発がん性があると仮定して、一生飲み続けても発がん率が10万分の1を越さないレベルに基準が設定されています。
その基準値は1Lあたり0.2g。
さらに日本では厳しく1Lあたり0.06gに設定されています。
だから、日本の水道水を一生飲み続けたとしても、クロロホルムが原因でがんを発症するとは考えられません。
水道水のトリハロメタンが基準を下回っているから安心して飲み続けられる?
WHOや日本で定められている基準値を下回っているからと言って、”安心”して水道水を飲めるわけではありません。
トリハロメタンには発がん性以外にも様々な悪影響を及ぼす可能性があるんです。
- クロロホルム
発ガン性、中枢機能低下、肝臓毒性、、腎臓毒性、催奇形性 - ジブロモクロロメタン
催奇性、奇形をつくる性質 - ブロモジクロロメタン
発ガン性 - ブロモホルム
催奇性
※トリハロメタンはクロロホルム、ジブロモクロロメタン、ブロモジクロロメタン、ブロモホルムの総称
もちろん、日本の水道水を飲んだからと言って、すぐにこれらの悪影響が出るわけではありません。
トリハロメタンの濃度は厳しく制限されていますし、文字通り一生飲み続けても問題ないとされています。
しかし、有害な物質がほんの少しでも含まれている水道水を心から安心して飲むことはできませんよね?
特に赤ちゃんや小さなお子さんがいるご家庭では、なおさら不安が募ってしまうはずです。
そこで次はトリハロメタンを除去する方法をお伝えします。
水道水のトリハロメタンを除去する方法
水道水のトリハロメタンを除去する方法は2つあります。
- 水道水を10分以上沸騰させる
- 活性炭フィルターの浄水器を使う
水道水を沸騰させると残留塩素を除去できるのは有名ですが、トリハロメタンも除去することができます。
ただ、その時10分以上沸騰させなければいけません。
沸騰させる時間が10分以下だとトリハロメタンが僅かに残ってしまう可能性があります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてください。
そして、もう1つ活性炭フィルターの浄水器を使うことでトリハロメタンを除去することができます。
この写真のように蛇口に取り付けるだけで簡単に設置できるので、どのご家庭にもおすすめですよ!
値段も3,000円前後と高くはないので、トリハロメタンが心配だという場合は取り付けてみてくださいね。