水道水から黒い粒が出てきたのです!
ビックリしますよね。
何が出てきたのでしょうか?
黒い粒が出た場合どのように対処すればよいのか、水道水を使っても大丈夫なのか調べてみました。
水道水から出てきた黒い粒の正体は?
水道水から黒い粒が出てきたのですが、何が出てきたのでしょうか?
キレイに処理されているはずの水道水なのに、心配ですよね。
黒い粒の正体で考えられるものとは?
サビ
水道管が古くなってサビが発生しているものが、何かの拍子ではがれ水道水に押し流され、蛇口から出てきたものと考えられます。
ゴム
水道管の中には部品の一部にゴムも使用されている部分があり、ゴムが劣化により裂けたり、粉々になり蛇口から出てきたものと考えられます。
砂
水道管工事が近所で行われていると、間違って水道管に砂が入ってしまったことが考えられます。
最近課題になっている水道の老朽化問題がありますね。
戦後に水道事業は急速に普及し、日本の水道管は地球16周分もの長さが地中に張り巡らされているそうです。
水道管の寿命は40年前後と言われているので、交換を行っていない水道管はすでに交換時期を過ぎているものも多くあるのですが、予算がないのと交換作業をする人員の確保が出来ず、水道管の交換作業は進んでいないようです。
通常使っていたらそこまで黒い粒が出てくるのが気にならないのですが、水道を使っていないと黒い粒は水道管内に溜まり、水を使い始めた勢いで出てくることがあるようですね。
引っ越しを行った際などによくみられるようです。
水道の蛇口から出た黒い粒の原因は水道管以外にも
水道管以外にも、黒い粒の原因として考えられるのがあります。
貯水槽の汚れ
集合住宅などに設置してある、お水の貯水槽が原因の可能性もありますよ。
水道法によって貯水量が10トン以上の貯水槽を設置している際は、年に1回以上掃除と水質検査をするように管理義務が設けられているのです。
戸数の多いマンションや大型のオフィスビルや、商業施設ではメンテナンスが行われているのでほぼ問題はないでしょうが、小規模の物件に関しては規制が厳しくないので、管理者任せになっている面があり心配です。
気になる点があれば、管理者に問い合わせてみるのも良いかと思います。
水道の蛇口の汚れ
水道の蛇口も定期的に掃除を行わないとカビが発生したり、水垢が溜まってしまいます。
日常のメンテナンスをしっかり行う必要がありますね。
給湯器の汚れと劣化
給湯器などお湯を沸かすのに使っているものがご自宅には設置されていますよね。
電気であったりガスであったりと、種類は様々ですが、給湯器類が経年劣化により、内部が破損し一部がお湯と共に出てきたり、すすのようなゴミが溜まっていたりが考えられます。
通常メンテナンスを行い、対応年数を予め確認し、交換時期を見極めることも大切ですね。
ご自宅で、貯水槽や水道の蛇口、給湯器など考えられることはありませんか?
ひとつでも気になる点があれば、管理業者や給湯器などのメーカーもしくは取扱店に問い合わせることをおすすめしますよ。
水道水の黒い粒が出てくるけど利用しても大丈夫なの?
正直、「大丈夫ですよ。」とは、言いずらいですが、少量飲んだからと言い、過剰に反応する必要はないかもしれませんね。
しかし、決してそのまま使い続けるのは問題です。
使い続ければ腹痛や吐き気などを引き起こす恐れがあるので、早急に対応を行いましょう。
水道水から黒い粒が出た時の対策法
黒い粒が出た時の対処法はお住まいの状況にもよりますよね。
一戸建て住宅
個人の1戸建て住宅では、水道業者や自治体の水道管理部署に相談することをおすすめします。
水道管を管理しているが国、都道府県、市町村と役割があり、個人の敷地内は個人の管理など様々な取り決めがあるので、確認が必要ですし、ある一部だけ修理・交換を行えば問題解決するならばいいのですが、大規模な工事には予算と人員が必要なので、どうしても対応には時間がかかることが多いようです。
集合住宅
集合住宅では、建物を管理している業者に相談し、対応を行ってもらうことが良いでしょうね。
管理費を収めているところもあるでしょうし、生活に欠かせないお水の管理を、管理業者は行う義務があるので、大変でしょうが自分たちの住環境を守るためにもしっかりと改善してもらってくださいね。
個人での対応
・水道に浄水器の設置
水道水の不純物を除去してくれる浄水器の設置もおすすめですね。
注意ポイントは、カートリッジの交換時期を忘れないように実施しなくてはなりません。
付けてそのままにしておくと、ゴミや汚れが溜まりせっかく浄水器を取り付けたのに意味がありませんよ。
・ペットボトルの購入
飲料水や料理のみはペットボトルを利用する方も増えてきています。
ペットボトルは便利ですが、ゴミが出る点が環境のことを考えると問題ですね。
しっかりとリサイクル回収に取り組みましょう。
・ウォーターサーバーの導入
ウォーターサーバーの導入も近年増えています。
お水を宅配してくれるボトル式のサーバーや、水道水をキレイに処理する機能の付いた水道直結型ウォーターサーバーという、新しいタイプのウォーターサーバーもあり今人気のようですよ。
最近では水道の利用量が減っているという報告もあります。
多くの方がお水を購入しているのですね!
出来ることなら、キレイで安全な水道水を未来の子供たちにも残してあげたいです。