冷え症は、全身、特に手先・足先が冷え、夏場でも寒気を感じたりと、困った症状を引き起こしますよね。
筋肉量の少ない女性は、50%以上の方が冷え症であるとも言われます。
血行が悪くなり、肩や腰などにこわりを感じたり、疲労感を感じたり、健康被害が懸念されます。
冷え症に悩んでいる方におすすめなのが、はちみつ入りの生姜湯ですよ。
甘くて飲みやすく、体を芯から温めてくれるのです。
そんなはちみつ入り生姜湯の作り方をご紹介しますね。
冷え症におすすめのはちみつ生姜湯とは?
冷えは『万病のもと』とも言われるように、冷え症から大きな病につながることがあるので、早めに改善を行うことをおすすめします。
今回、冷え症にお困りの方におすすめな、『はちみつ入り生姜湯』の効能と作り方をご紹介しますね。
そもそも冷え症とはなぜ起こるのでしょうか?
冷え症とは、主に3つの原因があげられます。
・体内で熱が作れない
主な原因が、基礎代謝が下がっていることです。
代謝が下がると、血管が収縮し、血流が悪くなります。
体の筋肉量が低下すると、基礎代謝も低下するので、適度な運動をし、筋肉を維持できるように取り組まなくてはなりません。
冷え症が男性より女性が多いのは、筋肉量がもともと少ないからだと考えられます。
・熱が全身に届かない
主な原因は、自律神経の乱れ、食生活の乱れなどがあげられます。
自律神経が乱れると、血液が滞り全身に熱を送れなくなるのです。
夏場エアコンの効いた部屋と暑い屋外へ出入りすることも負担になったり、不安やストレスも自律神経を乱しますよ。
食生活にも注意が必要です。
食べ過ぎや、甘いものばかりを食べていると、血液が消化にばかり使われ、全身への供給が減ってしまうのです。
基礎代謝が低いことや食べ過ぎなどで、皮下脂肪が蓄えられると、ますます血液は全身に届きにくくなりますよ。
なぜなら、脂肪は保温効果もありますが、脂肪には血管が通っていないので、一度冷えると中々温まらないからです。
冷え症対策と同時に健康維持のためにも、ストレスをためず、バランスのよい食事を心がけましょう。
・体内の熱が逃げやすい
血行が悪くなり冷えると、汗をかきにくかったり、排尿か少なくなったり、老廃物(不要な水分)が体内に蓄えられると、余分な水分により熱が逃げやすくなるのですよ。
冷えることで、悪循環が生まれます。
冷え症の症状は人それぞれですが、手先・足先の冷えや、肩・腰のこり、疲労感や倦怠感、腸の活動も悪くなり便秘につながったり、肌荒れなどにも影響が出たりと、様々な症状が考えられます。
基礎代謝が下がり、体温が下がるころで、免疫力も下がって、感染症や重大な病気へのリスクが高まる恐れも心配されますよ。
早めに冷え症の対策を行い、日々の生活の中から改善していくことをおすすめします。
適度な運動、バランスのよい食事などに気を付け、ストレス社会なので悩みを抱えている方もいるでしょうが、ストレスをため込まないようにして、冷え症からの脱却を図りましょう。
ここで、冷え性におすすめなホットドリンクをご紹介します。
はちみつ入り生姜湯ですよ。
体を芯から温め、心もホッとひと休みさせてくれる優しい味なので、ぜひ作ってみてください。
簡単はちみつ生姜湯の作り方
生姜湯は市販でもたくさん販売され、手軽に飲めますが、やはり生姜から作る生姜湯の方が、生姜パワーをしっかり取り込むことが出来ますよ。
生姜から作る生姜湯も簡単なので、ぜひ作ってみてくださいね。
はちみつ生姜湯のレシピ
【材料】
生姜・・・ひとかけ
お湯・・・150㏄
はちみつ・・・適量
【作り方】
①生姜をよく洗い、皮をむいてすりおろす
②コップにおろし生姜、お湯、はちみつを入れ混ぜれば出来上がり
はちみつが入っているので、甘みもありとても飲みやすく、体を温めるには最高ですよ。
はちみつには、リラックス効果や腸内環境を整える働き、新陳代謝を促進したり、美容効果など様々期待出来る効能があるのですよ。
ミツバチの作った、天然のサプリと言われるほど、はちみつは健康には良いのです。
最近は精製されていたり、加糖されているはちみつが多いのですが、出来るだけ天然のものを用いると、効果が期待出来ますよ。
はちみつを使う際には注意点がひとつあります!
はちみつを1歳未満のお子さんには与えないでください。
『乳児ボツリヌス症』を引き起こす恐れがあるからです。
くれぐれもご注意下さいね。
はちみつのように、生姜にも体によい効能はたくさんあります。
血行促進作用・殺菌作用・抗炎症作用・鎮痛作用・血液サラサラ効果・健胃・整腸作用など多数見られますが、冷え症に特に血行促進作用が効果的ですね。
実は、生の生姜より更におすすめなのが、乾燥生姜です!
生の生姜に一度熱を加え、乾燥させた生姜の方が、体を温める『ショウガオール』という成分が多いことをご存じですか?
生姜でよく知られる成分には、『ジンゲロール』と『ショウガオール』がありますが、『ジンゲロール』は血管を拡張させ、血行を良くすることで体をポカポカさせます。
しかし、生姜を取り込んだ一次的のものなので、冷え症の改善には中々なりません。
『ショウガオール』は、体の中で熱を作る働きがあるので、体の芯から温め、冷え症の方でも改善が期待されます。
『ショウガオール』を引き出すためには、生姜をよく洗い、皮のままでいいので薄くスライスし、じっくりと蒸すか湯がくかして、天日もしくはオーブンで乾燥させ乾燥生姜にすることで、もともと生姜に含まれている『ジンゲロール』が変化し、『ショウガオール』にかわるのです。
生姜湯を作る際に、ひと手間加えた乾燥生姜を使うことをおすすめします。
使い方は、生の生姜を乾燥生姜にかえるだけでいいですが、乾燥生姜が、お湯に戻るまで少し待ちましょう。
使いやすくするには、乾燥生姜をフードプロセッサーなどで、粉末にしておけば、使いやすいですし、生姜の粉末自体を体に全て取り込め効果的ですよ。
時間のある時に、まとめて作って、密封容器に保存しておけば、半年近く保存も可能です。
乾燥生姜を粉末にしておけば、生姜湯だけでなく、料理などにも便利に使えますよ。
お味噌汁に入れたり、生姜風味にしたりと、手軽に生姜を取り入れてみてくださいね。
冷え症の改善には、適度な運動やバランスのよい食事、ストレスをためないことも大切ですが、手軽に作れる生姜湯を飲んでみるのはいかがですか?
美味しいので、ぜひ試してみてくださいね。