体を温めるのにおすすめなのが、生姜湯ですよ。
生姜湯をいつでも手軽に飲めるようにするには？
生の生姜をすりおろすのもいいですが、生姜シロップや生姜のはちみつ漬けを作っておくと便利で、手軽に生姜湯が楽しめます。
体を温める生姜湯は、季節を問わずおすすめな飲み物です。
基礎代謝を上げ免疫力アップにも効果的なので、冷え症の方や風邪予防に期待し、万能な生姜をシロップやはちみつ漬けし作り置きしておきましょう。
簡単な作り方を紹介しますね。
生姜湯におすすめ作り置きの生姜シロップ
生姜湯は冬のイメージが強いですが、夏場エアコンで冷えた体にもおすすめですよ。
生姜湯を手軽に飲むために、作り置きの生姜シロップやはちみつ漬けを作っておくと、好きな時に飲めますよ。
生姜湯がなぜいいかと言うと！
生姜には、辛み成分である『ジンゲロール』が含まれており、血管を拡張し、体をポカポカに温めてくれます。
他にも、免疫細胞の活性化や、殺菌作用、抗炎症作用、鎮痛作用などに効果的ですが、ジンゲロールの働きは、生姜を取り込んだ一次的のためです。
ジンゲロールに熱を加えると『ジンゲロン』や『ショウガオール』に変化します。
ジンゲロンは、血行促進効果や、脂肪燃焼効果、発汗作用などの効果が見られ、体の表面を温めます。
ショウガオールは、体を芯から温める効果や、殺菌効果、がん細胞の増殖を抑えたり、中枢神経の調整作用などがあり、体で熱を作るので、継続的な効果が期待出来るのです。
生姜には健康に良い効能が多数あるので、毎日少しずつ生姜を取り入れましょう。
手軽に生姜パワーをいただくためにも、生姜湯がおすすめですよ。
まとめて作り置きしておける『生姜シロップ』や『はちみつ漬け』の作り方をご紹介しますね。
生姜シロップの作り方
≪材料≫
生姜・・・300g
砂糖・・・300g
水・・・450g
お好みのスパイス（ローリエ・唐辛子・コショウ・シナモン・八角など）・・・適量
レモン・・・少々
≪作り方≫
①生姜をよく洗い、皮をむき、薄くスライスする。
生姜は繊維に沿って切るのがおすすめですよ。
有機野菜の生姜であれば、皮をむかないままの方が、栄養価、成分的に有効です。
皮の部分にも、風邪予防や発汗、健胃効果や利尿、解毒、むくみ改善などの効能が隠されているので、皮をむくのは本当はもったいないですよね。
②砂糖をまぶして、2時間程置くと、生姜のエキスが出てくる。
砂糖は甜菜糖や三温糖などお好みの砂糖を使用してくださいね。
③お好みのスパイスを入れて、生姜が煮えるまで加熱する。
沸騰させると、生姜の成分が破壊されてしまうので、中火でコトコト炊きましょう。
あくが出たら、取り除きましょう。
④生姜が煮えたら加熱を終了し、レモン果汁を入れる。
レモン（酢・クエン酸）を入れると、色が鮮やかになりますよ。
⑤ざるでこして、殺菌処理した容器に入れて保存する。
生姜のスライスをざるでこした後は、ドリンクに入れてもいいですし、佃煮のようにして食べても、料理に使ってもいいですよ。
飲み方は、コップに適量生姜シロップを入れ、お湯で割れば出来上がりです。
お湯だけでなく、紅茶や牛乳、アルコール類と混ぜるのもおすすめですよ。
アレンジも色々出来ますよ。
香りが苦手な方は、スパイスなしでも大丈夫ですし、柑橘類や果物を入れて一緒に煮込んでもいいですね。
砂糖の量も、自分好みに調整できますが、あまり少なくすると日持ちはしなくなります。
レシピ通りに作れば、冷蔵庫で、大体2ヶ月くらいは保存出来ますよ。
はちみつ漬けで生姜湯に作り置き
生姜とはちみつさえあれば出来るので簡単ですよ。
≪作り方≫
①生姜をきれいに洗い、皮をむく
②薄くスライス又はみじん切りして、殺菌消毒したビンに入れる
③生姜が浸かる分量のはちみつを入れれば準備完了
1晩も置けば、生姜のエキスがはちみつに出てきます。
スライスした生姜がしんなりし、はちみつが生姜エキスで少しサラサラしてきたら出来上がりですよ。
飲み方は、生姜シロップと同じようにお湯や紅茶などお好みのもので割って下さいね。
保存は冷蔵に入れておきましょう。
保存瓶をきれいに殺菌しておけば、1～2ヶ月くらいは持ちますよ。
はちみつと生姜の効能で、喉の痛いときや風邪気味の時におすすめです。
はちみつを使用するので、1歳未満のお子さんには与えないでください。
はちみつにより、『乳児ボツリヌス症』の感染の恐れがあるからです。
また、生姜自体も、刺激が強く、1歳未満のお子さんには控えた方がよいでしょう。
生姜湯は、健康に良く、美味しいからと飲み過ぎてはいけません。
刺激が強すぎ、胃腸に負担をかけることもありますし、砂糖やハチミツなど甘みも含まれるので、取り過ぎは生活習慣病のリスクが出てくるので、1日1～2杯を目安に楽しんでくださいね。
豆知識
新ショウガと生姜（ヒネショウガ）の違い？
よく見かける生姜は、茶色っぽくて、硬いですよね。
それに比べ、新ショウガは、白っぽく、水分をたっぷり含んでいます。
生姜は、秋に収穫し、2カ月程貯蔵されてから流通されるのが一般的です。
新ショウガには、2通りあります。
種生姜からはえてきた新しいコブを小さいうちに収穫したもので、初夏から夏にかけて流通されます。
もうひとつは、生姜を収穫して、貯蔵しないまま流通されるものを新ショウガと言うのです。
栄養成分や効能は、貯蔵を行った生姜の方が、辛み成分が強く、水分が抜けているので、成分が凝縮されています。
新ショウガは、柔らかく、辛みや香りは穏やかですが、キレイなピンク色が鮮やかにでるので、季節感を味わうのにおすすめですよ。
生姜の違いも分かったことでですし、生姜シロップやはちみつ漬けを作ってはみませんか？
甘い中にもピリリとした味わいが、癖になりますよ。
生姜パワーを取り込み、元気に過ごしましょう！
