ペットボトルはコンビニやスーパーマーケット、ドラックストアなど手軽に購入できますよね。
レモン水も種類が多く、様々なところで見かけます。
安く購入するにはネットショップでのまとめ買いがお得ですよね。
そんな中、手軽に買えるレモン水がペットボトルを溶かすという噂は本当なのでしょうか?
気になるのでその真相を調べてみました。
レモン水でペットボトルが溶けるの?
基本的にはレモン水ではペットボトルが溶けることはありませんよ。
酸の種類やプラスチックの素材にもよりますが、レモンに含まれるクエン酸では問題はあまりないでしょう。
プラスチックには大きく分け、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエチレンテレフタレート)などが家庭で使われるプラスチックとしてよく見られますね。
一般家庭で使われるプラスチック類では、よほど劣化しているものなど以外は酸で溶ける心配はないでしょう。
ガラス製品と比べると、酸での影響は見られますが、日常的に使用しても問題なくレモン水を入れても大丈夫です。
長期保存する場合などは劣化も考えられるので、瓶での保存がおすすめですね。
レモンの長期保存といえば、マーマレードジャムくらいでしょうが、酸で考えると、酢にも同じことが言えます。
酢漬けで保存食を作られる方は多くいるのではないでしょうか?
1週間くらいの酢漬けでは問題はないでしょうが、1年以上保存するようなものは、瓶詰をおすすめします。
水筒レモン水を入れるのは危険?
プラスチック類より心配なのは、水筒にレモン水を入れるのは危険性があります。
実はレモン水だけでなく、スポーツドリンクや乳酸菌、果物飲料など酸の強いものを水筒にはおすすめしませんね。
水筒と言っても種類は様々ですよね。
中が金属で出来ているものには注意をしてください。
一般的に、保冷が効くのでスポーツドリンクなど入れて使用したことがある方も多いのではないでしょうか?
なぜ危険かと言うと!
酸が水筒の中の金属の材質を溶かし、吐き気や嘔吐、頭痛やめまいなどの中毒を引き起こす恐れがあるからです。
水筒構造は何層にもなっており、金属箔が使われていることが一般的で、その中に銅なども含まれており、主に銅が中毒の原因として考えられます。
万が一、中身に金属の味がしたらすぐに飲むのをやめてくださいね。
2008年にはスポーツドリンクを水筒に入れていたため、中毒を起こした事例も報告されていました。
長時間、酸性のものを水筒に入れておくと、金属箔は溶けやすくなりますし、水筒内に傷が付いていると水やお茶でも混入することにより中毒を引き起こしやすくなりますよ。
水筒を洗う際にも注意が必要ですね。
決して固いもので内部をこすらず、柔らかいスポンジを使用しましょう。
洗浄の際、使用前には目視にはなりますが、水筒内に傷がないかを確認することも必要ですね。
基本は酸の強いものは使用することを避けることをおすすめします。
あわせて、塩分の強いみそ汁やスープなどを水筒に入れることも避けましょう。
塩分で金属箔がサビたり、劣化する恐れがあるからです。
レモン水の安全な飲み方
市販されているペットボトル入りのレモン水は解ける心配はないので安心してくださいね。
色々な種類があるので飲み比べてみるのもいいですね。
無糖のレモン水ならいいですが、甘みの付いているものに関しては、ジュースと変わらないので、糖分の取り過ぎには注意しましょう。
わざわざペットボトル入りのレモン水を買わなくても、家庭でも簡単に出来るレモン水を味わってみるのはいかがですか!
【作り方】
①購入するレモンの皮には農薬などが付いているので、よく洗う。
②輪切りか、半分にして果汁を搾る
③水に入れれば完成ですよ。
後はお好みで、はちみつやミント、他の果物とミックスしてもいいですし、水を炭酸水に変えればシュワっと爽やかなレモン水になりますよ。
分量の目安は、水200㏄に、レモン果汁半分を入れましょう。
1日の摂取量はレモン1個くらいが理想とされていますよ。
家庭で作る際、レモンがない場合は、ポッカレモンを使用すれば更に簡単に出来ます。
ポッカレモは濃縮還元なので、レモン果汁10~20㏄を目安に使用しましょう。
爽やかな香りでリフレッシュ出来ますし、お肌や健康にもおすすめなレモン水、注意点を気を付け、安心して味わってくださいね。